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「HPVワクチン受けるべきですか?!」

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                 図画は以下すべてNHKホームページ解説アーカイブから拝借しました。
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       2013年6月14日付で(厚生労働省管轄)が約2年間続けた積極勧奨を中止しました。
        中止の理由は接種との因果関係は不明だが副反応が多いのは確かだそうです。
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        マスコミの報道の過熱もあり、ワクチン接種対象者やその家族には不安がつのってます!!

医学情報専門サイト(MTPro)に解りやすい専門家の意見が掲載されていたので紹介します。

自治医科大学産婦人科学主任教授 鈴木光明先生のコメント。
・・・・ 

HPVワクチン接種との因果関係は不明だが今回の厚生労働省の判断は妥当。

不安を訴える人には、検証の結果が出て国の積極的勧奨が再開するまで接種を見送るのも一手である。

既に1回接種を済ませて2~3回目の接種を迷っている方は1年以内に3回目を接種すれば十分な効果が期待できるので、それまで待つ。

被接種者にワクチンについて正しい知識を身につけてもらう。


「自動車のシートベルトを考えてみてほしい。シートベルトを着用していなかった人の死亡率は,着用していた人の約15倍といわれている。中には,シートベルトを着用していても死亡してしまう場合や,まれに着用していたために亡くなった方もいる。それでも,多くの人の安全を守るにはシートベルトを着用することが重要だと思う。HPVワクチンは国内の死亡例はゼロだが,副反応に苦しんでる方がいるし,ワクチンを接種していても子宮頸がんにかかる人も出てくるだろう。しかし,多くの女性を子宮頸がんから守るには,検診とともに予防接種を受けることが重要ではないかと考える」(同氏)

私の個人的な補足ですが、このHPVワクチンを接種する前にこのウィルスに感染してしまったとしても、
自然の抗体反応でウィルスを退治してしまう人もたくさんあるようです。


HPVワクチンを接種しない選択した人も、若いうちから子宮頸がん検診を受けることで
子宮頸がんで死亡することは防げるということです。


by shirai55clinic | 2013-08-08 12:53 | 医学
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