海辺の白井医院は今日も・・・・・

眼科検査や視力矯正への投資が世界経済を救う・・・??


2012年12月6日の医学月刊新聞 Medical Tribune(写真)に掲載された記事。
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はっきり言わせていただくと・・・なんのこっちゃ!?それに続いて、「風が吹けば桶屋が儲かる!」ってことわざを思い出した次第です(笑)。

侮るなかれ!この記事は世界保健機構(WHO)の正式な機関紙に投稿されたもの。投稿者はBrien A.Holden教授(Australia,NSW university)。この先生はこの問題を数年にわたりWHOに提言されているとっても社会派?!の眼科医とお見受けします。

キーワードは 1)屈折異常 2)視力矯正 3)弱視(low vision)や失明の予防

下図はwikipediaから転載させて頂いた 乱視(astigmatism) の視力障害のイメージ図です。
(あなたの目のピントが合ってないわけではありません!ご安心を!)
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左上は正常。右上は近視(myopia)のみ。下の左右は両方とも乱視のビジョンだそうです。 

屈折異常はよく見られる眼科疾患で代表的な4つの病態として、近視、遠視、乱視、老眼があります。意外な印象があると思いますが、これらのありふれた?病態でも、適切な治療や矯正を行わないと、視覚低下や深刻な視力障害を引き起こし、失明に至ることもある・・・・・・・・
未矯正の屈折異常は、視覚障害の主要な原因で、失明の2番目に多い原因・・・・・

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世界の低・中所得国(中国やベトナムも含まれているんです!)の場合、WHOの専門機関の推計で
約1億1,900万人が屈折異常に対する治療・矯正が受けられずに視力障害を来している・・・・・ 適切なメガネが一つあるだけで予防できる視力障害が驚くほど多いというのに・・・と結んでいる。これら視力障害による人材の損失は世界経済の大きく影響するらしい。

いきなり世界経済にまで影響を与えるという結論は、この記事だけではピンとこないけど・・・・・

日本は3歳児検診で視力検査があり、屈折異常による弱視(amblyopia)も早期発見し保険診療で治療が出来る。メガネだって安価で高品質なものが容易に手に入る!!!

すごく幸せな国に暮らしているのですね!
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by shirai55clinic | 2012-12-11 12:37 | 医学
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