海辺の白井医院は今日も・・・・・ | |||||
今季のインフルエンザ予防接種はもう受けましたか? 白井医院でも接種が始まってますよ~!。 この2年間で行政が勧奨して費用を負担してくれる予防接種の数も増えました。特に乳児(0歳児) が受ける予防接種が3種類も増えて母子ともに大忙し!! ←風疹ウィルスの電顕写真(Whikipedia) 予防接種の種類 Ⅰ. ワクチン(vaccine) 1) 生ワクチン(麻疹、風疹、ムンプス、水痘、ロタウィルス、BCG など) 2)不活性化ワクチン(日本脳炎、インフルエンザ、狂犬病、肝炎A,B、ヒトパピローマHPV、ジフテリ ア、破傷風、百日咳、肺炎球菌、Hib菌、ポリオ など) Ⅱ.治療薬(antitoxin) 1)抗毒素(ジフテリア、ボツリヌス、まむし毒、はぶ毒 など) 覚えておきたいことは・・・・ 生ワクチンは病原体を弱めたウィルスや細菌等をワクチンにしたもの。接種後に得られる免疫が強固で長続きします。副反応が強い種類があり、ポリオの生ワクチンは麻痺の発症も稀ながらあります。 今年からポリオワクチンがやっと!?不活性化ワクチンに変更されました。 2年前から生後2か月の乳児に肺炎球菌とHib菌のワクチン接種が認可され勧奨実施になりました。 そして新たな予防接種が認可され実施されるようになりました。 Ⅲ.モノクロナール抗体による予防接種 聞きなれない予防接種ですが、ワクチンのように人の免疫を刺激して病原体に対する抗体を人体に作らせる目的の予防接種とは全く異なります。 具体的にはRSウィルス(細気管支肺炎の起炎菌)に対する抗体を遺伝子組み換え技術を使って工場で精製してそれを人体に注射して、一時的に免疫力を強化する予防接種です。 非常に高額で効果は1か月程度で無くなるので頻回に接種が必要です。保険適用となるのは低体重出生児などに限られます。この種類の予防接種は今後も開発されていくものと予想されます。 抗RSウィルス人モノクロナール抗体注射薬は、シナジス(アボットジャパン株式会社)注射薬。
by shirai55clinic
| 2012-11-06 23:20
| 医学
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