海辺の白井医院は今日も・・・・・ | |||||
今日は「緊急避妊薬」について。 海辺の白井医院は内科の診療所ですので、もちろん緊急避妊薬なるものを処方してはおりません。 けれど、専門外とはいえ、医療に関わる事にはいつもアンテナを高くし、正確な情報を集め、個人としての意見を持てるよう努めています。 「緊急避妊薬」は平成23年(2011年)の5月に日本では正式に認可されました。 具体的な薬品名はレボノルゲストレル。 商品名は「ノルレボ錠」 フランスの製薬会社が開発をし世界に普及。 日本国内では「あすか製薬株式会社」(←リンクします。)が同じ名前「ノルレボ錠」として提携発売しています。 「緊急避妊薬」 どのくらい社会的に認知されているのでしょう? 従来のマスコミである新聞、テレビ、ラジオ、週刊誌等ではあまり聞き慣れない言葉ですが、 もしやして、SNSの急速な普及に伴いそのネットワーク内では随分と知られているのかもしれません。(汗) 使用法は性交後72時間以内に内服をすれば避妊が可能。 保険適応はないので自費ではありますが、産婦人科で処方してもらえます。 1回目内服の後、12時間後さらに同量を服用。 効果は高く安全性も高いようです。 使い方を間違えなければとても有益な薬でしょう。 けれど、使用対象である若い世代に広く適正な使用法が普及できるか?となると問題は多い。 コンドームの使用にとって替わる物となっててしまうと性病予防を脅かす。 安易な使用、乱用は・・・。 こういった薬の使用法は社会全体でコンセンサスを得て普及していくのが理想ではあるけれど・・、 日本の社会、風土はそれがなかなか・・・。 社会の成熟度はこういうさまざまなところで試されています。
by Shirai55clinic
| 2012-09-14 19:03
| 医学
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